=投稿レポート=

レポートNo.864
投稿者:ヒロポン
掲載日:2005/05/31

人胎盤 … 新鮮

妻が長女を出産したときの事です。

妻は水中出産を希望していたので、イロイロ調べて家から二駅ほどの受け入れ病院で出産をしました。
イロイロ調べている過程で、動物は出産後に産後の肥立ちと子宮の収縮を促進するために胎盤を食べるということを知りました。

「どう?食べてみない。なかなか無い機会だし」と水を向けると「そうだね」とノリもよく食べる事に。
とはいえ、産後の肥立ちは人間さまなので十分フォロー可能ですしムシャムシャと食べるものでも無し、あくまでも子宮収縮のため食べてみる事に。

出産を終え、疲労気味の妻と子供を取り上げて一仕事を終えた爺ちゃん先生がホッとする中
「え〜先生、胎盤を食べると子宮の収縮に良いというのを読んだんで試したいんですが良いですか?」
「えっ?食べるの??胎盤を!どうせ捨てるところだから良いけどさ」
「ほんとに食べるの?!」と驚く先生に
「よろしくお願いします」と頼み、ハサミでジョキジョキと三口分くらいを切り取りました。

胎盤は出産直後なのもあり、血まみれです。このままでは血の味しかしませんし、血はあまり美味しいものでも無いので水でよく血を洗い流しました。
そして、まずは妻に。
「ん〜、味が無いー」
そうでしょう、そうでしょう。そのままで美味しいわけがありません。
用意してあった生姜醤油を差し出しました。備えあれば憂いなしってヤツです。
「そんなのまで用意してたのー」
会陰縫合の用意をして戻ってきた先生があきれていました。

「え〜、私もひとつご相伴に預かってもよろしいでしょうか」
妻に断り、一齧りは生で一齧りは生姜醤油でいただきました。

胎盤は、子供の臍の緒と母体の血管の仲立ちをするところで、そのほとんどは血管です。ですので肉という感じではありませんでした。
一番近いものを上げるとすれば、鯨の小腸の刺身でしょうか。
味というよりも、コリコリとして歯ざわりの美味しい一品でございました。

新鮮なものですので、もちろんお腹に異常はありませんでした。
妻の子宮の収縮は…どうだったのでしょうか?
比較ができないのでわかりません。

産婦人科の爺ちゃん先生がしきりに
「こんなことする人は初めて見たよー」
といっていたのが印象に残っています。

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